『エジソンの発熱電球』を具体例にメモのまとめ方、実験の順番等の整理の仕方を紹介します。
1. 問題を見つける
見本:
- 日付:〇年〇月〇日
- 発見した問題:「夜の明かりがすぐに消える」「ランプは危険で、火事になることがある」
- 目的:「夜に安全で長く使える明かりを作りたい」
ポイント:まず、解決したい問題を書き出し、何が理想の状態かを明確にすることが大事です。エジソンは、どうして「夜の安全な光」が必要かをしっかり理解して、発明の目標を明確にしていました。
2. アイデアを書き出す
見本:
- アイデアリスト:
- 金属を使って発光させる
- ガラスで覆って酸素を防ぐ(燃えにくくするため)
- 長く光るための材料を見つける
- アイデアの順番:上から順に試す
ポイント:浮かんだアイデアはどんな小さなことでも書き留めましょう。そして、どの順番で試すかも決めておくと、効率よく実験ができます。
3. 実験の記録を詳細に残す
見本:
- 日付:〇年〇月〇日
- 実験内容:「金属のフィラメントを使って電流を流した」
- 材料:鉄、ニッケル、カーボン
- 結果:鉄はすぐに燃えた、ニッケルは少しだけ光ったが長持ちしない
- 考察:「もっと耐久性のある材料が必要そう」
ポイント:実験を行った日付や使った材料、どんな方法で試したか、結果と考察も一緒に書きます。どの材料や方法がうまくいかなかったかも記録しておくことで、同じ失敗を繰り返さないようにします。
4. 失敗から学んだことを書く
見本:
- 失敗した実験:「銅線での実験で燃えやすいとわかった」
- 発見:「銅は高温に弱い。もっと耐熱性のある素材が必要」
- 次の実験へのヒント:「炭素は高温に耐えやすいので試してみる」
ポイント:失敗は単なる失敗ではなく「学び」です。失敗した理由をしっかりと振り返り、次に何を試せば良いかを考えます。エジソンも失敗を「新しい発見」として捉え、次に繋げました。
5. 改良のアイデアや今後の計画を書く
見本:
- 改良点:「ガラス球を真空にすることで酸素を防ぎ、フィラメントが燃えにくくなるのでは?」
- 次に試すこと:「炭素フィラメントで実験してみる」「ガラスを真空にして密封してみる」
- 期待される結果:「より長く光り続ける安全な光」
ポイント:新しい実験の計画や、期待する結果もメモしておくと、目標が明確になります。エジソンのように「次に何をするべきか」を常に考え続けておくと、効率的に改良が進められます。
6. 成果とまとめを記録する
見本:
- 最終実験結果:「炭素フィラメントが最も長く光り続けた」
- まとめ:「炭素フィラメントを使用し、真空ガラス球に封入することで長時間の発光が実現」
- 今後の展開:「多くの人に使えるように工場で大量生産を計画する」
ポイント:最後に、最終的な成果と、それまでの過程を振り返ってまとめましょう。エジソンもこのようにして、自分の発明をさらに広めるための次のステップを考えました。
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